「お洋服が欲しいなあ」というほんの軽い気持ちで友達が働いていた大森のスナックでアルバイトをしました。
お客様方やママに可愛がっていただいているうちに、大学入試はどこへやら…となりました。 そのうちに銀座のクラブをのぞいてみたくなり20才のときフロムAで探し「ジャンティユー」に入店しました。
バブルの少し前で銀座は景気が良く今のようにお店からウルサイことなど何一つ言われないでのんびりお仕事させていただきました。当時は、毎日知らない世界を見ているようで楽しかったですし、素敵なママやお姉様方にあこがれました。 それから「花の園」「ジャンヌ・ダルク」「ヴェルサイユ」と大きなクラブを3軒経験しました。
いろいろ辛いことや悩みごともありましたが、このお仕事を楽しいと感じて好きでした。
売り上げの成績はずっと中の上ぐらいでしたが「ヴェルサイユ」へ移ってから急に数字が伸びました。31才の時「ル・ジャルダン」を買いました。景気はどんどん悪くなる、女の子やスタッフがまとまって退店してしまうなど大変な時はありましたが、何とか続いています。